カラオケスナック　セブン | 日記 | 深夜の協奏曲　　

深夜にお店から自宅まで歩いて帰る道すがら、脇道の植え込みのあたりからコオロギが奏でる音色を聞きました。耳を澄ますとコオロギの音色に交じって他の虫の奏でる音色も聞こえます。ヒュルルルル・・・ ツーツーツー・・・ ヒュルルルル・・・ コオロギの奏でるヒュルルルルという音色に合わせるようにツーツーツーと鳴き、まるで線香花火の残りわずかな火花が散る時のような微かな音色を奏でる虫が何かわかりませんが、深夜の脇道から聞こえてくる涼しい音色は、とても心地良く聞こえました。

暦の上ではすでに秋ですが日中の暑さからは秋の訪れは、まだ感じられません。けれども日が沈み夜のとばりも深くなるころに時折、吹きよせる乾いた夜風にあたりながらコオロギ達の奏でる音色を聞くと小さい秋を見つけたような気持ちになりました。コオロギ達の奏でる深夜の協奏曲に耳を傾けながら夜道をゆっくりと歩き家路につきました。

何も変わらないと思いながら歩いている街の見慣れた景色の脇道でさえ、ある時、耳を澄ましたり目を凝らしてみると季節の小さな移ろいに気づきます。ひとつひとつのそんな季節の小さな移ろいを耳や目で、あるいは外気などで少しずつ変化を感じ取りながら、やがて次の季節に変わるのでしょう。

秋は食欲の秋とも言います。美味しい秋の味覚がたくさん収穫される時期です。早く秋の味覚に舌鼓を打ちたいものですね。秋の味覚の代表、サンマに大根おろしとポン酢醤油をたっぷりかけて灘のお酒とともに・・・と、ここまではいい話なのですが「食欲の秋」に、サンマに限らず好きなものをパクパク食べていた私は、今年の秋はダイエット中 (あきらめずに継続中 ^^;) につき残念ながら「食欲の秋」を封印しなければなりません。・゜・(/Д`)・゜・ﾂﾗｲ!!  でも・・秋の味覚を前にすると途端に封印が解けてしまうかもしれませんネ～♪（＾ｖ＾）