カラオケスナック　セブン | 日記 | ゴールドメダルより輝くもの

７月２７日にロンドンオリンピックが開幕します。オリンピックはアマチュアリズムに則って競技が行われるのでプロスポーツには無い数々の感動のドラマを見せてくれますよね。私が過去のオリンピックで特に印象に残っているのは１９９２年のバルセロナオリンピックの陸上競技男子400ｍ準決勝での出来事です。ある一人の選手が競技の途中、右足を故障しました。しかし、その選手は走るのを諦めず故障した右足を引きずるようにして苦痛を我慢しながら懸命にゴールを目指そうとします。かなり痛々しい姿でした。すると、ある一人の男性がその選手に駆けより肩を貸してあげたのです。なんと、その男性は選手の父親だったのです。本来ならば誰かが選手に触れてしまうと直ちに失格になり速やかにトラックから退場しなければならないのでしょうが、誰も二人を止めませんでした。そのまま走らせてあげたのです。観客全員も肩を組みながらゴールを目指す親子二人を温かく見守り二人にスタンディングオベーションをおくり続けたのです。誰もがそんな親子二人の姿を見るとゴールドメダル以上に親子の「絆」が輝いて見えるのでしょうね。私も感動のあまり涙があふれてきたことを覚えています。きっとロンドンオリンピックでも私達に感動を与えてくれるドラマが生まれることでしょう。オリンピックの開幕を心待ちにしている私でした。