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カラオケスナック セブン の日記

蝉の声

2012.07.02

「しずけさや 岩にしみいる 蝉の声」と詠んだのは江戸時代の俳諧師・松尾芭蕉。紀行文「おくの細道」で詠まれた有名な俳句の一つですね。7月上旬から中旬頃に松尾芭蕉が山形県の立石寺(りっしゃくじ)を訪れた際に詠んだ俳句だそうです。この俳句については鳴いていたセミの種類についての論争が大正時代に起こり、ある有名な歌人は「アブラゼミ」だと主張し、ある評論家は、それに異論を唱えて「ニイニイゼミ」だと自説を展開するといったようなことがあったそうです。セミの種類で論争になるほど松尾芭蕉が残したこの俳句は17文字の文学作品と言っても良いぐらいに想像を豊かにしてくれるものなのでしょう。晴れ渡る青空のもと、長い山道を歩き続け山の中腹にある古刹に、やっと辿り着いた芭蕉が一息ついたときに、古刹を囲む青々とした山林から爽やかな優しい風とともに蝉の鳴く声が聞こえてきたのでしょう。蝉の鳴く響きは、そのまま風にのって芭蕉の疲れた体をねぎらうように通り過ぎたあと、遠くの山肌に吸い込まれるように消えていく情景を私は思い浮かべます。同時に、青空のもとに聞こえ来るセミの鳴き声は、長かった梅雨が明けたことを告げていたのではないでしょうか。今日は梅雨の晴れ間が広がり気温も高くなりましたがセミの鳴き声は、まだ聞こえて来ませんでした。梅雨明けは、まだ遠いのかなぁ・・・。

蝉の声

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