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カラオケスナック セブン の日記

崇徳院

2012.03.20

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」この歌は百人一首の77番、崇徳院(崇徳天皇)が詠んだ歌です。川の流水は岩に当って二つに割れても、また元の流れにもどり一つになるんだという意味だそうで、離れ離れになった男女の再会を願って詠まれた歌だそうです。古典落語の演目「崇徳院」は、この歌を題材にした噺で大店の若旦那である作次郎が神社の参詣の帰りに立ち寄った茶店で見かけたお客の若い娘に一目惚れします。娘が茶店を出るときに置き忘れた茶袱紗(ちゃぶくさ)を作次郎が気付き、店を出た娘を追いかけて茶袱紗を手渡したところ娘から「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の」と崇徳院の上の句が書かれた料紙をお礼に渡されます。料紙を受け取った作次郎は下の句「われても末に 逢はむとぞ思ふ」を思い出し娘が自分と同じ思いを寄せている気持ちを知り、ますます娘への思いを募らせますが娘の所在がわかりません。作次郎の恋煩いを知った父親は店子の熊五郎に5軒長屋と300両をやるから3日以内にその娘を探し出してくれと頼みます。長屋と大金をやると言われ勇んで街中を探し続ける熊五郎ですが娘は一向に見つかりません。最後に立ち寄った床屋で偶然にその娘から茶店で会った若旦那を探してくれと頼まれた男と遭遇しますが口論の末にその男と喧嘩になり床屋のガラスを割ってしまいます。熊五郎がガラスを割ってしまった床屋の主人に「割れても末(月末)に 買わんとぞ思う」と崇徳院の下の句をもじって言った言葉が落ちになっています。落語ではこの脈絡から作次郎と娘が再会できることが読み取れハッピーエンドが暗示されていますが、この歌を詠んだ崇徳院は保元の乱で後白河天皇との争いに敗れて讃岐へ配流されることになり、復権することなく異郷の地で崩御します。後白河天皇は第77代天皇。崇徳院の詠んだこの歌は百人一首の77番。崇徳院の詠んだこの歌は後白河天皇との争いの何かを暗喩しているのかなぁ・・・。私のお店の屋号セブンも77のロゴ表記がありますが当然ながらこのお話とは一切、関係がございません(^_^;) ところで私の地元である尼崎に崇徳院という町名がありますが、崇徳院が讃岐への配流の途中にこの地で休憩滞在したことに因んで名付けられたようです。また、隣接する浜田町にある松原神社は崇徳院が崩御された後、その魂を鎮めるために建立された社のようです。私の地元尼崎にも古の歴史を刻む地名や神社仏閣がたくさん残されているんですよ~(^v^)

崇徳院

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