2012/11/21
流行語大賞


毎年、１２月に発表される流行語大賞は、その年の世相などを軽妙に表し世間の話題となった幾つかの言葉の中から選ばれます。昨年の流行語大賞に選ばれたのは「なでしこジャパン」でした。昨年は東日本大震災が起こり多くの方々が被災され、日本の経済や社会が大きな打撃を受けました。そんな深い悲しみの中、サッカーの女子ワールドカップで快進撃を続け見事に優勝をはたした日本の「なでしこジャパン」の活躍は震災からの復興を願う被災地の方や私達の励みになりましたよね。

今年も流行語大賞の候補となっている５０の言葉の中から１２月３日に大賞が発表されるようです。ちなみに今年はオリンピックに沸いた年でしたので５０ある候補の中ではオリンピック関連の言葉が目立ち六つの言葉が候補となっています。史上最多、３８個のメダル獲得の原動力ともなった「チーム力」や女子レスリングでオリンピック３連覇という快挙を成し遂げた吉田沙保里選手を称えた「霊長類最強女子」、銅メダルを獲得した競泳のチームメイトが北島選手を「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と語ったコメントなどです。一方で混迷する政治にも注目が集まり「近いうちに解散」、「決められない政治」などが候補となっています。他にも色々な言葉が候補となっていますが私が今年の流行語大賞に選んでほしいのは「ｉ ＰＳ細胞」かなぁ。山中教授の研究の成果は先進医療の分野に大きな功績を残し難病に苦しんでいる多くの人々の治療に役立つはずです。ノーベル賞を受賞されたときの記者会見での山中教授の謙虚で控えめな物腰の柔らかい人柄にも感銘しました。

ところで、今から１０年前の２００２年の流行語大賞を皆さんは覚えていますか？調べてみると「タマちゃん」でした。東京都と神奈川県の境界を流れる多摩川に突如、あらわれたアザラシが話題となりましたよね。なぜ都会を流れる多摩川にアザラシが迷い込んだのか理由はわかりませんが珍しさと、その可愛さで一躍人気者になりましたよね。
さて今年はどんな言葉が流行語大賞に選ばれるのかなぁ～。

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